完璧な白いドレス
私には憧れのドレスがあります。
その憧れがドレスを作りたい強い一つの思いかも知れません・・・・・
それは高校生までさかのぼります。
お祖母ちゃんが亡くなりました。
とても可愛がっていただいた大切な人でした。
私が五感を忘れ泣いたのはお祖母ちゃんの葬儀が
初めてです。
どんなタイミングが覚えていませんが
お祖母ちゃんのタンスの奥から出てきた真っ白なきもの
母が言いました昔の人は亡くなってから着るものも自分で用意してたんだよと・・・・
その夜、衣桁掛けに掛けられた白いドレスの前で
どんな思いでひと針ひと針つくったのか
微笑みながら?泣きながら?
圧倒的な純白に思いを巡らせました
その人の生きざまが白いスクリーンとなって
表れるようでした
まさに完璧
完璧な白いドレス
今でも憧れています
素敵なお祖母ちゃん、ありがとう・・・・・